2010年9月27日月曜日

クモはなぜ糸から落ちないのか 自然から学ぶ<安全>と<信頼>の法則 PHP新書 (PHP新書)<安全>と<信頼>の法則 PHP新書 (PHP新書)を読んだ感想を書いてみる。




目次
第1章 クモの驚くべき行動(クモの挙動に驚く知られざるクモの正体 ほか)
第2章 クモから学ぶ危機管理と信頼性(クモから学ぶ危機管理の能力クモの糸から学ぶ信頼性 ほか)
第3章 人間はどこに信頼を置くのか(信頼できる領域信頼できない領域 ほか)
第4章 どのようにすれば時代が読めるか(変化を先読みできるのか現実の動きにどう対応するのか)
最初に述べておきますが、私は決してクモ好きでもなく、クモに興味があった訳でもありませんでした。それどころか、どちらかというとクモ(昆虫等)は嫌いな方かもしれませんでした。なぜ過去形かというと、この本を読んだからです。

まず、この本を読んだきっかけはタイトルの「クモはなぜ糸から落ちないのか」を本屋で見たとき単純に、そういえば確かに何でかなあと疑問に思いこの本と手に取りました。

本の内容はというと前半は生物学、科学の観点から観察したクモを、後半はその観察によって得られたクモの性質から何を学べるか、学んだことをどのように自分の社会生活等にいかすか、という内容でした。
最初にも述べたように、私はクモはどちらかといえば嫌いな方でした。しかしこの本の前半部分を読むことによりクモのいろいろな種類や性質等を知るうちに、クモは面白い生物の1つだなあと思うようになりました。
さらに後半部分を読み終えた頃には、最初はどちらかと言えば苦手だったクモから実際に自分に役立ちそうなことを沢山学ぶことが出来たので驚きました。
この本のおかげで、クモのことを生物学的観点から様々なことを知ることができ、さらにはそれをどのように自分に応用していかすかを学ぶことが出来ましたし、クモを毛嫌いしていたけど、何事からも学ぶべきことは沢山ある、食わず嫌いはよくないなあということを痛感しました。これで最初に述べたことが過去形であることを分かって頂けると思います。

ということで、この本は前半部分だけでもクモのことをいろいろ知ることが出来るのでクモが嫌いな方にも、あるいはクモのことを知りたいという方にうってつけの本だと思います。もちろんクモ好きな方もクモについて新しい発見があるかもしれませんし、後半部分でその新しい発見やクモについての既存の知識を自分自身に応用して社会生活にいかすことが出来るようになり、ためになる1冊になると思います。

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